九州芸術祭文学賞の最終選考委員につきまして、作家の小野正嗣氏の退任にともない、新たに作家の東山彰良氏にご就任いただくことに決しましたので、お知らせいたします。
第56回以降の最終選考委員は村田喜代子氏(作家)、青来有一氏(同)、東山彰良氏(同)、「文學界」編集長の浅井茉莉子氏の4名となります。
東山彰良(ひがしやま・あきら)氏の略歴は次の通りです。
小説家。1968年台湾生まれ。5歳まで台北で過ごした後、9歳で福岡に移る。西南学院大大学院修士課程修了。第1回「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞受賞作を改題した『逃亡作法 TURD ON RUN』で2003年に作家デビュー。09年『路傍』で第11回大藪春彦賞、15年『流』で第153回直木賞、16年『罪の終わり』で第11回中央公論文芸賞受賞。17年から18年にかけて『僕が殺した人と僕を殺した人』で第34回織田作之助賞、第69回読売文学賞、第3回渡辺淳一文学賞受賞。近著は『邪行のビビウ』。