九州芸術祭文学賞 最終選考委員交代のお知らせ

最終選考委員に、作家の青来有一さんが新たに就任されました。初回以来半世紀以上にわたり本文学賞の最終選考委員を務められ、前回の第53回九州芸術祭文学賞の選考を最後に退任された五木寛之さんの後任となります。

これにより第54回九州芸術祭文学賞の最終選考は村田喜代子さん(作家)、小野正嗣さん(同)、青来有一さん(同)、文芸誌「文學界」編集長の浅井茉莉子さん(編集長交代に伴い、前回までの丹羽健介さんから交代)の4人によって行われます。

青来さんの略歴は次の通りです。
青来有一(せいらい・ゆういち)さん 1958年、長崎市生まれ、同市在住。小説家、2019年、長崎原爆資料館長を最後に定年退職するまで長崎市職員として働く傍ら、1995年『ジェロニモの十字架』で文學界新人賞を受賞し、作家デビュー。2001年『聖水』で芥川賞、07年『爆心』で谷崎潤一郎賞と伊藤整文学賞を受賞した。自身が被爆二世でもあり、原爆やキリシタン弾圧など長崎の歴史と「土地の記憶」にもとづいた小説を多く発表している。