九州芸術祭文学賞 最終選考委員交代のお知らせ

最終選考委員の又吉栄喜さんが退任し、6月12日付で小野正嗣さんが新たに就任しました。
第53回以降の九州芸術祭文学賞の最終選考委員は、五木寛之さん(作家)、村田喜代子さん(同)、小野正嗣さん(同)と「文學界」編集長(現在は丹羽健介さん)の4人となります。

小野さんの略歴は次の通りです。
小野正嗣(おの・まさつぐ)さん 1970年、大分県南東部の蒲江町(現・佐伯市)生まれ。小説家、早稲田大学文化構想学部教授。東京大学大学院を経て、パリ第8大学で文学博士号を取得。帰国後の1996年に作家デビュー。2002年、『にぎやかな湾に背負われた船』で三島賞、2015年には『九年前の祈り』で芥川賞を受賞。その他の小説に『森のはずれで』『夜よりも大きい』『獅子渡り鼻』など、訳書にはアミン・マアルーフ『アイデンティティが人を殺す』、マリー・ンディアイ『三人の逞しい女』などがある。2018年から、NHK放送「日曜美術館」の司会者としても活躍中。