九州芸術祭文学賞において 宮崎市の蘇原紀子さんに佳作
第43回九州芸術祭文学賞の最終選考結果を1月21日(木)実施し、、宮崎市清武町の小学校教諭、曽原紀子さん(50)の「青いうぶ声」が佳作に決定した。
最優秀作は該当なし。表彰式は3月18日、宮崎市の宮崎観光ホテルであり、作品は「文学界」4月号に掲載される予定。
応募総数は250編。九州・沖縄8県と3政令都市から選ばれた地区優秀作11編から最終選考を行った。
「青いうぶ声」は過疎化が進む離島が舞台。助産師として働き遠してきた90歳の女性がかつての記憶をたどり、今現在の問題とも向き合いながら“生”の意味を考えていく。「命のつながりを書く気構えに好感を覚える」(秋山氏)など命を取り上げる主人公に不妊の孫娘を絡め、心地よく読んでもらおうと意識している創作態度が評価された。
表彰式は3月18日(月)午後1時から、宮崎市の宮崎観光ホテル(宮崎市松山1-1-1)で行われる。