歴代最優秀作と佳作
九州という地域で、自治体がプロモーターを務めて、有望な新人作家を発掘するというユニークなシステムに加えて、最優秀作の作品は文藝春秋刊の文芸誌「文學界」に掲載されるのが、この文学賞の大きな特色。
各回の最優秀作と佳作は以下の通り。(敬称略)
第1回(昭和45年度)最優秀作「白い切り紙」 とし(熊本県)
第2回(昭和46年度)最優秀作「オープン・セサミ」 森田定治(北九州市)
第3回(昭和47年度)最優秀作「巨人の城」 松原伊佐子(熊本県)
優秀作「雨と瓢箪」 高橋朔郎(福岡県)
第4回(昭和48年度)最優秀作「遠い日の墓標」 小郷穆子(コゴウ アツコ 大分県)
第5回(昭和49年度)最優秀作「黎明の河口」 きだたかし(熊本県)
第6回(昭和50年度)最優秀作「頭蓋に立つ旗」 帚木蓬生(福岡県)
第7回(昭和51年度)最優秀作「水中の声」 村田喜代子(北九州市)
第8回(昭和52年度)最優秀作「ジョージが射殺した猪」 又吉栄喜(沖縄県)
第9回(昭和53年度)最優秀作「賄賂」 佐藤光子(長崎県)
第10回(昭和54年度)最優秀作 該当なし
佳作「一郎にすまぬ」 小山田正(大分県)
佳作「馬走らす」 宮里尚安(沖縄県)
第11回(昭和55年度)最優秀作「秋蝉の村」 西谷洋(佐賀県)
第12回(昭和56年度)最優秀作「黄色いハイビカス」 蔵原惟和(熊本県)
佳作「緋の袴」 佐々木信子(佐賀県)
第13回(昭和57年度)最優秀作 該当なし
佳作「お父ちゃん、ほたるになれ」 生田静香(熊本県)
佳作「さくらベビーホテル」 木村英代(長崎県)
第14回(昭和58年度)最優秀作 該当なし
佳作も該当なし
第15回(昭和59年度)最優秀作「桼の葉揺れやまず」 青崎庚次(鹿児島県)
第16回(昭和60年度)最優秀作 該当なし
佳作「氷海の満つるとき」 武田美智子(鹿児島県)
佳作「カラス」 岸田啓(熊本県)
第17回(昭和61年度)最優秀作「鼻の周辺」 風見治(鹿児島県)
第18回(昭和62年度)最優秀作「雪迎え」 岩森道子(北九州市)
第19回(昭和63年度)最優秀作「水上往還」 崎山多美(沖縄県)
第20回(平成元年度)最優秀作「犬盗人」 仲若直子(沖縄県)
第21回(平成2年度)最優秀作「斜坑」 野島誠(福岡県)
第22回(平成3年度)最優秀作「スク鳴り」 中村喬次(沖縄県)
第23回(平成4年度)最優秀作「神楽舞いの後で」 鶴ヶ野勉(宮崎県)
第24回(平成5年度)最優秀作「ヒロの詩」 阿部忍(北九州市)
第25回(平成6年度)最優秀作「フユ婆の月」 吉井恵璃子(熊本県)
第26回(平成7年度)最優秀作「静かの海」 田崎弘章(長崎県)
第27回(平成8年度)最優秀作「水滴」 目取真俊(沖縄県)
第28回(平成9年度)最優秀作「妖魔」 崎山麻夫(沖縄県)
第29回(平成10年度)最優秀作 該当なし
佳作「神様の失敗」 勝連繁雄(沖縄県)
佳作「大巾着」 染矢直己(大分県)
第30回(平成11年度)最優秀作「裸」 大道珠貴(福岡市)
第31回(平成12年度)最優秀作 該当なし
佳作「サーンド・クラッシュ」 大城貞俊(沖縄県)
第32回(平成13年度)最優秀作 該当なし
佳作「かたつむり」 富崎喜代美(佐賀県)
第33回(平成14年度)最優秀作「モモに憑かれて」 吉永尚子(福岡県)
佳作「八月のコスモス」 河合民子(沖縄県)
第34回(平成15年度)最優秀作「糸」 上原輪(福岡市)
佳作「窓ごしの風景」 野沢薫子(長崎県)
第35回(平成16年度)最優秀作 該当なし
佳作「打棒日和」 相川英輔(福岡県)
第36回(平成17年度)最優秀作 該当なし
佳作「観用家族」 鮒田トト(宮崎県)
第37回(平成18年度)最優秀作「ナビゲーター」 芝 夏子(福岡市)
第38回(平成19年度)最優秀作「ダンス」 小石丸佳代(福岡市)
佳作「ティッシュの箱」 松田るんを(長崎県)
第39回(平成20年度)最優秀作「黒い顔」 近藤勲公(大分県)
佳作「勝也の終戦」 松原栄(沖縄県)
第40回(平成21年度)最優秀作「苔やはらかに。」 伊藤香織(大分県)
佳作「コトリ」 玉木一兵(沖縄県)
第41回(平成22年度)最優秀作「サウナ ニュー・ナカノシマ」 中瀬誠人(熊本県)
佳作「ケージ」 悦本達也(福岡市)
第42回(平成23年度)最優秀作「おっぱい貝」 小山内恵美子(長崎県)
第43回(平成24年度)最優秀作 該当なし
佳作 「声のゆくえ」 曽原紀子(宮崎県)
第44回(平成25年度)最優秀作「出航まで」 平野宏(長崎県)
第45回(平成26年度)最優秀作「カーディガン」 佐藤モニカ(沖縄県)
佳作「ダンザ屋敷で」 岩元正治(鹿児島県)